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井田良=田口守一=植村立郎=河村博『事例研究刑事法1』(2010/09)……刑法の最重要論点について、現役の裁判官・検察官らを中心とした豪華執筆陣が明快かつ縦横無尽に解説。設問の数は総論8問・各論8問と少なめだが、各設問の末尾の関連問題まで潰せばかなり広範囲の論点をカバーすることができる。主要な判例・学説の対立のみならず、先例的価値の大きな判例についてはそれが掲げる具体的な考慮要素にも常に言及しており、法律論は勿論、あてはめを鍛えるのにも最適である(実務家があてはめに関して詳細な解説を行っている点において、他の演習書と一線を画する。)。 井田良=佐伯仁志=橋爪隆=安田拓人『刑法事例演習教材』(2009/12)……見ての通りの第一線執筆陣による新司を意識した長文事例問題集。独習することができる程度の解説がある(こちらの解説はマニアックではない)うえに、巻末には事項索引と判例索引までついている。設例は合計で40個。そのひとつひとつに遊び心がこめられており、学生を飽きさせない。なお、あてはめの問題は基本的にスルーしているので、別途補完する必要がある。また、解説のボリュームは小さく、その理論水準もかなり抑えられている(相応に高度な論点が問題に含まれているのにほとんど言及がなかったり多少匂わせるにとどまったりする)ので、要注意である。 佐久間修=高橋則夫=松澤伸=安田拓人『Law Practice 刑法』(2009/03)……総論・各論の全範囲から基本的な問題を60問ほど。問題はいずれも事例問題ではあるが、事案の分析・処理が求められるようなものではなく、実質的に1行問題に近いものも散見される。はしがきにある通り、学部~ロースクール1年生向け。司法試験対策用の演習書ではない。 ☆島田聡一郎=小林憲太郎『事例から刑法を考える』有斐閣(2014/04・第3版)……法教連載を書籍化した事例問題集。問題文は長めだが、司法試験ほどではない。全22問。第2版からは、初版において受験生からの評判が悪かった記述が削除されたほか、レイアウトも調整されかなり読みやすくなっている。答案作成を意識した実戦的なアドバイスも豊富に盛り込まれており(第3版では冒頭に答案の書き方も書かれている)、司法試験対策の演習書としての完成度は非常に高い。ただし、司法試験レベルを超えた問題もあるなど難易度は非常に高く、本書をやり通すのには相当骨が折れるであろう。なお、第3版の改訂作業は、著者の島田が急逝したため、島田の遺志を継いだ小林が一人で行っており、島田への追悼の言葉がまえがきに綴られている。 川端博『事例式演習教室 刑法』(2009/09・第2版)……22年ぶりに改訂された短文の問題集。「事例式」とは銘打っているものの、旧司500人時代の本が元になっているため、事例は短い。論点整理には有益。 船山泰範『司法試験論文本試験過去問 刑法』辰巳法律研究所(2004/05・新版補訂版)……旧司法試験の過去問集。船山教授の解説講義を書籍化。問題解説、受験生答案検討、教授監修答案からなる。平成1-15年度の問題30問、昭和の問題13問の全43問。絶版だったがオンデマンドで復刊された。少数説が多い。 佐久間修『新演習講義刑法』法学書院(2009/08)……旧試対策問題集だった旧著の改訂版。評価待ち。 中森=塩見淳『ケースブック刑法』有斐閣(2011/04)……京大系。設問は判例分析よりも理論面や学説を問うものが多い。2版では総論・各論まとめて一分冊になった。はしがきには「読者にとっての利便性もましたのではないか」とされているが、重いので逆効果。 大塚仁・佐藤文哉編『新実例刑法(総論)』青林書院(2001/02)……刑法の論点本。すべて実務家(ほとんどは現職の刑事裁判官)が執筆している。イメージ的には、論点ごとの重要判例の調査官解説をほどよく要約したようなもの。したがって、必ずしも斬新な議論が紹介されている訳ではないが、団藤・大塚らの伝統的行為無価値論とは親和性が高いので、これらの本を使用する者であれば、参考書として座右に置くのも良いだろう。 ☆池田修・金山薫編『新実例刑法(各論)』青林書院(2011/06)……法科大学院を意識して、総論よりも事例はやや長め。こちらもすべて実務家(ほとんどが現職の刑事裁判官)が執筆している。百選改訂の折には新たに選出されることが予想される、直近の重要な最高裁判例をモデルにした事例が並んでおり、できるかぎり目を通しておきたい。 藤木英雄『刑法演習講座』立花書房(1984)…藤木説を理解するためには必読の演習書。 ☆林幹人『判例刑法』東京大学出版会(2011/09)......著者が『判例時報』などに掲載した判例研究を項目別にまとめ直し、各項目に複数の設問を付したもの。設問は「~(判例)は、どういう事実につきどういう判断を示したか」といった事案分析型のものが中心で、著者による判例研究は設問に取り組む際の参考にして欲しいとのこと。いわゆる「ケースブック」と異なり、そのままの判決文等が掲載されていないので、判例研究や設問で指示されている(一項目につき複数の判例が指示される)判例については、別途判例集なり裁判所HPからのダウンロードなりで入手した上で取り組む必要がある。 ☆大塚裕史『ロースクール演習刑法』(2013.6・2版)……司法試験を意識した長文事例問題集。もっとも、本番ほどの長さではない。論点相互が絡み合うような捻りのきいた問題は少なく、論点をただ単に足し合わせただけのような、もっぱらボリュームで勝負してくる問題の方がむしろ多い。問題文の表現にあいまいな部分も散見され、解説を読んで思わぬ論点落とし(?)に驚かされることも。合計で30問あるが、出題は過失犯や正当防衛にかなり偏っており、全範囲を網羅することができないのも弱点。 ☆只木誠、奥村丈二 他『刑法演習ノート―刑法を楽しむ21問』(2013.5)……現役の考査委員・元最高裁調査官など豪華な執筆陣による全21問から成る新司法試験向けの長文事例問題集。本書が他の演習書と大きく異なるのは、全ての問題に、現役弁護士などの司法試験合格者が書き下ろした、実践的な解答例が付されている点である。そのため、経済的事由から予備校やロースクールに通うことのできない悩める独習者にとっては福音の書となろう。ただし、合格者書き下ろしの解答は、学者による解説と必ずしも一致していない部分もあるので注意が必要である。あくまで参考答案の一つと捉えるのが適当であろう。
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予備試験 平成26年 短答 憲・行(pdf) 民・商・民訴(pdf) 刑・刑訴(pdf) 教養(pdf) 論文 憲・行(pdf) 民・商・民訴(pdf) 刑・刑訴(pdf) 実務(民・刑)(pdf) 教養(pdf) 平成25年 短答 憲・行(pdf)/民・商・民訴(pdf)/刑・刑訴(pdf)/教養(pdf) 論文 憲・行(pdf)/民・商・民訴(pdf)/刑・刑訴(pdf)/実務(民・刑)(pdf)/教養(pdf) 平成24年 短答 憲・行(pdf)/民・商・民訴(pdf)/刑・刑訴(pdf)/教養(pdf) 論文 憲・行(pdf)/民・商・民訴(pdf)/刑・刑訴(pdf)/実務(民・刑)(pdf)/教養(pdf) 平成23年 短答 憲・行(pdf)/民・商・民訴(pdf)/刑・刑訴(pdf)/教養(pdf) 論文 憲・行(pdf)/民・商・民訴(pdf)/刑・刑訴(pdf)/実務(民・刑)(pdf)/教養(pdf) - - -
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始めに 筆者のプロフィールについて 出身ロースクールについて Bar Exam合格に必要な能力とは? Bar Exam合格に必要な準備 勉強時間について Bar Exam合格レベルとは? おわりに 始めに このページは、筆者が2004年夏のニューヨーク州司法試験(New York State Bar Exam)を受験し、合格した体験をもとに、必要な能力や、受験対策について考えてみるものです。New York Barに関しては、いつくか非常にすぐれた先駆的なサイトがありますが(Kaori's Law School Bar Exam Tips、New York Bar Exam)、合格体験記の類は数が限られており、私の体験も、今後の受験者にとってなんらかの有益な示唆を含むのではないかと思い、記録に残しておくものです。 筆者のプロフィールについて New York Barに関連する範囲で筆者について自己紹介します。私は2003年9月にワシントン州シアトルにあるワシントン大学ロースクール(University of Washington School of Law)に留学し、2004年6月に「持続可能な開発と法(Law and Sustainable International Development)」LLMプログラムを卒業、2004年7月のNew York Barを受験して合格しました。留学以前に、法務セクションに2年6ヶ月勤務した経験がありますが、日本の法曹資格は有していません。留学前の英語力は、TOEIC970、TOEFL(Paper-Based)620です。 出身ロースクールについて ワシントン大学ロースクールは、US Newsのランキングで25位前後の、中堅ロースクールといったところです。「アジア比較法(Asian and Comparative Law)」「知的財産権法と政策(Intellectual Property Law and Policy)」という2枚看板のLLMプログラムがあり、ここだけ一点狙いで出願する人も多いようです。日本法の研究で有名であり、東京大学ロースクールとの合同授業プログラムもあります。2004年のNew York Barには、9人の日本人留学生がチャレンジし、夏3人、冬2人の5人が合格しています。 Bar Exam合格に必要な能力とは? 受験準備を始める5月以前の段階で、細かい法律の知識は要らないと思います。しかしながら、 英語力 事務処理能力 法律の素養 はいずれも必要でしょう。英語力については、最低限どれだけあれば合格可能性があるか、という点は他の能力との関係もありなんともいえませんが、しかし、実際のところ、日本人受験者の合否を左右するクリティカルな要素なのではないかと思います。ほとんどの日本人受験者は、司法試験その他の国家試験などで事務処理能力を磨いてきており、また法律の素養もあります。それが同じような準備をしたにもかかわらず、ある人は素直に点数が伸び、ある人は伸び悩んでいるのを見ると、英語力の差が関係しているのではないかと思うのです。 受験者の点数の差がはっきり具体的に現れてくるのがMBEです。MBEの点数が伸び悩んでいる受験者の中には、全然時間が足りない、という人がいます。私の場合、BarBriによるMBE模試の第1回目は、午前の部でペース配分を間違え、20問解き残してしまいましたが、午後はペースアップして全問解くことができ、受験者平均点104点のところ、113点でした。自分でやる2回目のMBE模試は時間内に全問解き、自己採点で138点でした。本番では、極度の緊張からか、午後の途中で突然息苦しくなるアクシデントに見舞われ、30分ほどトイレで休憩し、残り50問ほどをもうろうとした状態で解きましたが、奇跡的に終了2分前に全問解き終わりました。点数は伸びず素点で128点に終わりました。 この結果から判断すると、私の場合、一応ペース配分をコントロールして、時間内に全問解くだけの英語読解スピードを持っていたのだと思います。どのくらいのスピードかというと、例えば、英語雑誌TIME1冊を約4時間で読み終わるスピードです。日本にいた頃、TIMEを毎週カバーツーカバーで読み終わることをノルマにし、ほぼ1年間にわたってノルマを達成したことがあります。そのときの読書スピードが、1冊を約4時間でした。 ただし、アメリカ人学生でも時間内に解けない者や、時間ギリギリまで必死で解いている者がいるので、時間内に解き終わる速さは、英語力のみでなく、素早く正解にたどり着くという別の能力も大きく影響していると考えられます。 Bar Exam合格に必要な準備 ほとんどの人が、最大手予備校BarBriのお世話になると思いますので、BarBriの活用を中心に考えます。 BarBriのPaced Programは、非常によく出来ていると思います。しかし、日本人受験者でこの通りにできる人はいないと思われます。そこで、どう手抜きするか、考えなければなりません。 まず、手を尽くして過去の講義ノートを入手されることを強くお勧めします。私の場合、友人を通じて3種類のノートを手に入れました。非常に似通っており、同じ底本から派生したバージョンと考えられます。もっとも新しいので2001年のものでしたが、2004年の受験にも十分使えました。私は講義の前にノートをプリントアウトし、ざっと目を通して知らない単語を調べることで予習とし、講義中は、ノートとにらめっこしながら講義を聴き、理解することに集中しました。ちなみに辞書は、やや高いですが、リーダーズ英和辞典と、英米法辞典の電子版をノートパソコンにインストールして、Jammingというオンラインソフトで一度に検索して使いました。英辞郎もいいですが、訳語の信頼性でリーダーズに劣ると思います。また、小型の電子辞書も持っていましたが、パソコンで辞書を引くのが一番早く、時間の節約になりました。講義の後は、すぐに講義ノートを見直し、理解を確実にするとともにおぼろげながらでも頭に入れました。次にMBE問題集を解いてみて、解説を読み、講義ノートの該当箇所を読んで確認し、マーカーで覚えていない知識を目立たせたりしながら、講義ノートの内容を頭にしみこませていきました。 日本人受験者にはBigを読む人はいないと思いますが、Miniはどうでしょうか。アメリカ人学生の中には、Miniを中心に知識をインプットしていく学生もいるようですが、私はMiniも一度も読んだことがありません。正確にいうと、New York Distinctionのページだけはちぎって使いました。過去の講義ノートは、スペルミスなどもちらほらありますが、非常によく出来ており、合格に必要な知識が十分入っていると思います。BarBriの講義は、例を豊富に使って説明しており、これだけで十分理解できるものです。読書スピードにハンディのある日本人学生の場合、講義ノート一本に絞って学習するのが効率的ではないでしょうか。講師が変わってしまって、講義の内容と過去の講義ノートが完全にマッチしないことがあります。私はそういう場合は、ハンドアウトを使ってノートを取ろうと試みましたが、結局、過去の講義ノートよりきれいなノートは出来ず、過去のノートを使って復習していくことになりました。 BarBriは、講義のまとめとして、Condense Noteなるノートを作ることを推奨しています。確かに、短時間で見直せるノートを作れば、試験直前期に絶大な威力を発揮しそうです。でも、私はうまくまとめられそうな気がしなかったので、最後まで講義ノートのままで行きました。講義ノートに載っている知識に無駄で削らなければならないものはほとんどないと思います。確かに、講師が説明に使ったたくさんの例が最後の頃には邪魔になってきますが、Ex)とか書いてある部分を読み飛ばすなどの工夫で少しでも早く回しました。 Essayについては、私は大幅に予定より遅れましたが、とにかくEssay問題集を、問題を読み、論点整理、アウトライン作成を15分で行い、同じく15分で模範解答を読んで確認する、という作業をしました。頻出ルールについては、模範解答から抜書きしてカードを作りました。最後は時間切れで、Essay問題集は70問ほどしか終わりませんでした。ちなみに、BarBriは、Essayの添削を5回してくれますが、私は一度も提出したことがありません。提出した人は、みな2点とか3点とかひどい点数が付いて返ってきたようですが、単に採点が辛すぎるだけのことのようです。精神衛生上悪いので、BarBriのEssay添削の点数は気にしないのが得策でしょう。 MPTについては、MBEやEssayの問題演習が遅れていたため、週末に2回ほど練習することしか出来ませんでしたが、それで十分でした。NewYorkMultiについては、BarBriの問題を解いてみましたが、正解率4割といったところでした。重箱の隅をつつくような細かい知識が出題され、対策のたてようがありません。BarBriも対策を立てる気があまりないようですが、それが正解でしょう。 勉強時間について 過去の合格体験記を読むと、1日に13時間、14時間勉強したというような、信じられないような話が出てきます。そこまで勉強できる人を心底尊敬しますが、私には真似できません。私は、自分の勉強時間は一体どのくらいだろうと、正確に記録をつけてみたことがあります。その結果、私がもっともよく勉強したのは、6月終わりから、7月中旬にかけてで、1日約10時間、週に55時間~60時間でした。 BarBriの授業が終わると、いよいよ最後のラストスパートになりますが、この頃には逆に勉強時間が減って、6~7時間になってしまいました。理由は、気が抜けたというのもあると思いますが、ひたすらノートを読んで覚えるという作業に、頭が拒否反応を示した、というのもあります。ノートを読むときに、根を詰めすぎたのかもしれません。 Bar Exam合格レベルとは? 勉強していていまいち分からないのが、Bar Examの合格レベルです。BarBriによれば、 Essay5点平均、MBE素点120点で合格。Essayが6点平均なら、MBE100点でも合格する。Essayが4点平均なら、MBE140点必要。 Essayは差がつかず、受験者の得点は4点から6点の間に集中する。 したがって、MBEで140点取れば、まず合格できる(MBEで140点とって落ちた者を知らない、とまで言う)。 ということです。これが、日本人にも当てはまるのかどうか、本当に日本人の書いたEssayでもアメリカ人の学生と差がつかず、4~6点の範囲に入るのか、気になるところです。 私は、MBEの素点は128点しかありませんでしたので、上の計算式では、Essayで平均4.6~4.7点必要だったことになります。合格したからには、それに近い点数を取ったのでしょう。そこで、その私のEssay答案の実態がどのようなものであったか、書いてみます。 答案は、IRACで書くことになっています。私はあらかじめパターンを決めておき、それにそって機械的に答案を書きました。すなわち、問いごとに、書き出し及びセンテンスの数は、 Issue: The issue is....(1センテンス) Rule: Under the New York law(又はCPLR),(1~2センテンス) Application: In this case,(3~4センテンス) Conclusion: Therefore,(1センテンス) です。全ての答案このパターン一本やりです。答案のボリュームとしては、大問1問ごとに、500語から750語の間だったろうと思います。英語を書くスピードは、私の場合、英文日記を書くと1時間に1500語がせいぜいといったところですから、Essay1問に30分書く時間があるとして、最大で750語だろうということです。 体裁は整えました。問いごとに(1)、(2)、(3)とナンバリングをすること、IRACは段落を分けて、改行が見やすいようにはっきりと字下げして書き出すこと、1行おきに書くこと、などです。 Issueは、ほとんどスポッティングできました。1問だけ何の問題か全く分からず、山勘で書いた答案がありました。おそらく間違えたと思います。 Ruleは、きちんと書けると印象がいいと思いますが、残念ながら、直前の知識詰め込みが甘く、あいまいにしか覚えていないものばかりでした。ルールの内容は思い出せるのですが、文言が出てこないのです。喉まで出掛かっているのに思い出せず、やむを得ず別の表現で言い換えたりして情けない思いをしました。General Ruleを書いてから、例外を書く点については、そうできるときには努めてそうしました。 Applicationは、事案に書いてあることをなるべくもらさず論じるように努めました。BarBriのMarino講師によれば、Applicationに配点の半分が割り当てられているのではないかとのことです。 Conclusionは、シンプルに一言で結論を述べるだけです。 ちなみに、全ての小問・問いについて、一通り論じました。つまり、白紙答案は作っていません。 こうして見てみると、私も全然たいした答案は書いていません。特にRuleについては、ちゃんと暗記していなかったために苦労しました。しかし、直前に膨大な量の知識を、もっぱら読むだけでインプットしなければならないので、表現についてはうろ覚えになるのもやむを得ない気がします。とにかく、Ruleについて自分の表現で書いても(中学生の作文のようになりましたが)、それが致命傷にならなかったことは確かです。 おわりに 以上長々と思ったことを書きました。私も、New York Barの準備はこれまでの人生の中で一番集中的に勉強した、といえるほどで、たいへん苦しいものがありました。アクシデントもあり、合格したのは運が良かった以上の何物でもありません。ですが、振り返ってみると、時間的に可能なことを見極めて、手を広げすぎなかったことが良い結果につながったと思います。この拙文が、これからNew York Barを受験される方にいくらかでも役に立てば幸いです。
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公開会社 その発行する全部又は一部の株式の内容として譲渡による当該株式の取得について株式会社の承認を要する旨の定款の定めを設けていない株式会社をいう。 (会社法2条5号)
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司法試験板 基本書スレ 新刊・増刊・増刷スレ
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大学院別合格者適性試験得点(2004年度) LEC資料より 大学 合格者平均 合格者最低点 京都大学 89.5 82 東京大学 85.6 75 早稲田大学 84.4 60 大阪大学 81.2 59 同志社大学 80.8 67 慶応義塾大学 80.4 62 明治大学 80.1 60 中央大学 78.9 60 立命館大学 76.6 50 DNC平均 63.07 会長の参考データ この年は一部43、二部42の計85ですた。 法科大学院平均出願数(2004年度) 出願数 全受験者 既修者 未修者 1校 18% 9% 4% 2校 19% 20% 10% 3校 18% 26% 15% 4校 13% 21% 17% 5校 11% 8% 17% 6校以上 21% 15% 37% 平均出願数 3.7校 3.6校 4.8校 法科大学院志願者数 2005年度 順位 法科大学院名 2005年度志願者数 2004年度志願者数 △=増、▼=減 ① 中央大学 3,627名 3,350名 △277名 ② 早稲田大 2,194名 2,264名 ▼70名 ③ 慶応義塾 1,923名 1,526名 △397名 ④ 明治大学 1,905名 2,589名 ▼684名 ⑤ 上智大学 1,457名 1,943名 ▼486名 ⑥ 同志社大 1,215名 1,153名 △62名 ⑦ 学習院大 1,128名 380名 △748名 ⑧ 立命館大 1,045名 939名 △106名 いずれの大学院でも未修は激減してます TOEIC 英語情報 (2005年 LEC個人診断データより) 大学名 平均点 大阪大学 694 一橋大学 724 早稲田大学 703 慶応義塾大学 737 東北大学 655 試験順です。 英語と適性の足きり点は自分の体験に基づく(東京大学、一橋大学、一次試験合格)のである程度信用できます。 中央大学 未修者試験 小論文 パーソナルステートメント 学部成績 その他資料 小論文ができたというよりパーソナルステートメントがオリジナルだったのがよかった感じがする。ちなみに学部成績普通、その他資料 大学院修了見込み証明書w 予想配点 小論文 60% パーソナルステートメント20% 学部成績20% その他資料 加点事由 択一は相当有利 既修者試験 1日目 時限 科目 試験時間 配点 出題範囲 1 短答式 (公法) 13 30-15 30 (120分) 120点 憲法(30点) 憲法全般 行政(30点) 行政法総論 行政救済法 刑法(30点) 刑法全般 刑訴(30点) 刑訴全般 2 短答式 (私法) 16 00-17 30 (90分) 90点 民法(30点) 民法全般 商法(30点) 総則・商行為 会社法・ 手形小切手法 民訴(30点) 民訴全般 2日目 時限 科目 試験時間 配点 出題範囲 1 論文式 (公法) 10 00-12 00 (120分) 120点 憲法(30点) 憲法全般 刑法(30点) 刑法全般 2 論文式 (私法) 13 30-15 30 (120分) 120点 民法(30点) 民法全般 商法(30点) 総則・商行為 会社法・ 手形小切手法 (注意*2005年実施の時間割) 本年のは中央大学法科大学院該当ページ 刑訴・民訴は択一試験(1日目)のみ。 行政法も択一試験(1日目)のみ。 商法は択一・論文いずれも実施される。 特に商法に力を入れる必要があると思う。 早稲田大学 一次試験 書類選考・・・ (一応内部w 中退)推薦状(教授) 適性73 GPA3.0 結果× 予想ボーダー (外部) モデル1 適性試験 75 GPA 3.5 モデル2 適性試験 80 GPA 3.3 モデル3 適性試験 85 GPA 3.0 二次は面接です。 その場で配られた問題に対して解答する。 感想 (強力な)推薦状の効き目がなかったw 東京大学 未修者 一次 足きり予想(2005年) 適性試験70以上かつ TOEFL500以上(TOEFL-CBT173以上) TOEIC代用可能(600以上か) 一橋大学 足きりは東京大学参考 ほぼ同じと予想します。 慶應大学 未修者 TOEIC だけにした。 カテゴリー A(20点) B(15点) C(10点) D(5点) E(0点) TOEIC 900以上 800-899 700-799 600-699 -599 一次 1 適性試験50% 2 学部成績30% 3 外国語20% 外部ボーダー予想(2005年) モデル1) 適性70点 学部優率3割(GPA3.0相当) TOEIC700-799 モデル2) 適性60点 学部優率6割(GPA3.6相当) TOEIC700-799 モデル3) 適性65点 学部優率3割(GPA3.0相当) TOEIC800-899 二次 小論文 50% 志願者報告書(パーソナル・ステートメント) 30% 学部成績 20% 慶応はビジネスロー(渉外)に力を入れてるのでそのことを前面に出してステートメントを書くといいかも。 渉外を前面に出したローはあと 国立では 一橋大学法科大学院 大阪大学法科大学院 私立では ・・・・しらないっすw 司法試験研究会に戻る
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•商法(明治32年3月9日法律第48号) 最終改正:平成26年6月27日法律第91号 •手形法(昭和7年7月15日法律第20号) 最終改正:平成18年6月21日法律第78号 •小切手法(昭和8年7月29日法律第57号) 最終改正:平成18年6月21日法律第78号 【商法(総則・商行為)、手形・小切手法】 丸山秀平『基礎コース商法I総則・商行為法/手形・小切手法』新世社(2010年1月・第3版)……商総・商行為、手形法を1冊で。手形学説では逐一創造説に分量を裂いているため、契約説での論証が薄くなってしまっている。A5判、320頁。 小川宏幸『コンパクト商法総則・商行為法/手形・小切手法』新世社(2011年11月)……丸山と同様に商法総則商行為手形小切手を一冊にまとめたものだが、丸山よりもさらに薄い。某予備校のテキストに指定されて人気に。四六判、232頁。 【総則・商行為】 近藤光男『商法総則・商行為法』有斐閣(2013年4月・第6版)……たんたんと判例・通説・自説を説明。298頁と薄いが、新司法試験に商法・会社法の択一が存在した時代には、択一対策にはこれ一冊で十分と言われていた。A5判、298頁。 江頭憲治郎『商取引法(法律学講座双書)』弘文堂(2013年5月・第7版)……実務家必携の商取引法全般に関する教科書。商法自体に規定がある旅客運送等以外にも、販売代理店やフランチャイズ契約等現代における商取引についても扱っている。商法に範囲を限定していないため、学生が試験対策として使うにはやや使いづらい。なお,はしがきによると,「商行為総則の各規定は,それが実際上もっとも問題となる本書の記述の各部分におりこまれている」。A5判、598頁。 森本滋編『商法総則講義』、『商行為法講義』成文堂(2007年7月・3版、2009年4月・3版)……2冊併せるとそれなりの分量になるが、趣旨から丹念に論じており、初学者でも理解しやすい。図表の類はないが、とても読み手に親切な良書。引用判例は豊富なのに肝心の判例索引がないのが玉に瑕。A5判、184頁・238頁。 丸山秀平『演習講義 手形・小切手法』法学書院(2001年2月・第2版)……旧試験チックな有価証券法の事例問題集。全37問で難易度も旧試験レベル~やや簡単め。交付契約説ベースの解説。ちなみに最後の商行為法のある分野が絡む問題は論点を知っていること自体マニアック。 大塚英明・川島いづみ・中東正文『商法総則・商行為法(有斐閣アルマSpecialized)』有斐閣(2008年12月・第2版)……四六判、356頁。 藤田勝利・北村雅史編『プライマリー商法総則・商法行為』法律文化社(2010年3月・第3版)……金融商品取引法の制定、信託法および保険法の改正、最新の判例をふまえた改訂版。A5判、234頁。 関俊彦『商法総論総則』有斐閣(2006年6月・第2版)……著者の熱気の伝わる独特の文章。少数説多数。タイトルの通り、商行為法が載っていない。A5判、332頁。 遠藤喜佳・松田和久 共著『商法総則・商行為法 プチ・コンメンタール』税務経理協会 (☆2015年5月・改訂版)…商法総則・商行為法に関する184頁の注釈書。ほとんど解説はなく、新しいことが唯一の利点。予備校本の方がマシなレベルである。まともな注釈書は1997年の基本法コンメンタールが最後になっている。A5判、184頁。(改訂版については評価待ち。) 片木晴彦『基本講義 商法総則・商行為法(ライブラリ 法学基本講義 9)』新世社(2003年5月・第2版)……京大系。森本編『商法総則講義』や有斐閣アルマを書いている。A5判、192頁。 田邊光政『商法総則・商行為法(新法学ライブラリ 13)』新世社(2006年5月・第3版)……平成17年の会社法制定,商法大改正に対応.商号(特に名板貸人),支配人,表見支配人,商号登記など,この改正に伴い商法総則と会社法総則とに共通して存在するようになった制度については,会社法総則をも含めて解説。A5判、368頁。 青竹正一『特別講義 改正商法総則・商行為法』成文堂(2014年4月・第3版補訂版)……A5判、266頁。 ☆福原紀彦『企業法総論・総則』『企業取引法』文眞堂(2015年3月、2015年5月)……『企業法総論・総則』では商法総則と会社法総則を、『企業取引法』では商行為法を取り扱う。B5判、174頁・250頁。(評価待ち。) 〔総則・商行為(旧商法)〕 鴻常夫『商法総則』弘文堂(1999年4月・新訂5版)……名著。鈴木以後の通説・判例の到達点。慣習法・実定法としての商法の解釈について示唆に富む第1章と第2章、商法総則解説部分は徹底して無駄のない解説。ひと通り勉強の終わった者が読むべき本。オンデマンド版(2014年12月・新訂5版)、A5判、304頁。 〔入門書〕 山下眞弘『やさしい商法総則・商行為法』法学書院(2015年2月・第3版補訂版)……平成26年の法改正に対応。A5判、頁。 北居功・高田晴仁編著『民法とつながる商法総則・商行為法』商事法務(2013年4月)……A5判、414頁。 〔演習書〕 稲田俊信・中村良編『演習ノート 商法総則・商行為法・保険法・海商法』法学書院(2016年4月・第4版)……A5判、頁。 【手形・小切手】 早川徹『基本講義手形・小切手法』新世社(2007年3月)……交付契約説+権利外観説。定番の一冊。薄い本だが2色刷で文章も分かりやすく、結論も無難なもの。引用される判例には百選の判例番号が付され、参照に便利。A5判、256頁。 森本滋編『手形法小切手法講義』成文堂(2010年4月・第2版)……未完に終わった森本の法教連載(手形法小切手法の理論と実務)をベースにして、京大系の学者・実務家による共著で教科書化したもの。銀行員が手形取引実務を解説した「銀行取引と手形」なる章、約束手形の作成から消滅までの流れを解説した「約束手形の一生」なる章が含まれているのが本書の特徴。交付契約説+権利外観説ベースで判例実務を念頭においた無難な見解でまとめており、現時点で最適なテキストのうちの一つ。早川徹教授も共著者の一人であり、執筆部分の記述はかなり被っている。A5判、274頁。 川村正幸『手形・小切手法(新法学ライブラリ15)』新世社(2005年10月・第3版)……著者は金融取引法の権威であり、金融取引法の一貫として手形法・小切手法を解説している。通説に近い。読みにくさを指摘する声も。徹底した権利外観法理。A5判、384頁。簡易版の『基礎理論手形小切手法』法研出版(2007年12月・第2版)あり。 坂井芳雄『手形法小切手法の理解』法曹会(1996年3月)……元裁判官(調査官経験あり名古屋高裁長官で定年退官)で手形法実務の第一人者。概説書ながら実務でも使えるように訴訟上の立証責任まで意識して解説。森田果教授いわく「唯一無二の名著」。手形理論は創造説を支持、白地補充権概念不要論を採る点に特徴。無因論を維持しつつも有因論に同情的見解を示す。記述もわかり易く名著だが書店店頭ではなかなか見かけない。法曹会や成文堂に在庫あり(27年4月現在)。A5判、378頁。 上柳克郎・鴻常夫・北沢正啓編『手形法・小切手法 商法講義(有斐閣双書)』有斐閣(1998年4月・新版)……手形法版ダットサン。『会社法(LEGAL QUEST)』の執筆者の一人である伊藤靖史が2009年4月時点での推薦教科書リストの筆頭にあげるなど本自体の出来はとても良い。著者数名が鬼籍に入っており、改訂は望めないが、手形法理論の進展や判例は少ないのであまり問題はない。基本が過不足なくコンパクトにまとめられており、中級者以上がまとめとして読むのにお勧め。ただし、判例索引はないので注意。四六判、348頁。 田邊宏康『手形小切手法講義』成文堂(2008年3月・第2版)……法学部学生向けの教科書。交付契約説+権利外観理論。薄いがケース・図多用で読みやすい。A5判、272頁。 前田庸『手形法・小切手法入門』有斐閣(1983年3月)……創造説。文章は分かりやすい。A5判、470頁。なお,同一著者による手形法学の到達点を示す本格的体系書として、『手形法・小切手法』有斐閣(1999年2月、A5判、814頁)がある。おって、同著者は、2013年(平成25年)11月に逝去された。 裁判所書記官研修所編『手形法小切手法講義案』司法協会(2001年6月・6訂版)……判例ベース(発行説)。ただし出題範囲を超える記述もあるので注意。(注)司法協会において、平成18年12月付けで販売停止中(平成26年11月現在)。 末永敏和『手形法・小切手法―基礎と展開』中央経済社(2007年7月・第2版)……非常に薄い。A5判、192頁。 関俊彦『金融手形小切手法』商事法務(2003年11月・新版)……実務を強く意識した独自説。旧来の「転々流通する手形」像に疑問を提起している。A5判、410頁。 木内宜彦『手形法小切手法』勁草書房、復刊版は新青出版(1982年4月・第2版、復刊1998年4月)……契約説。かつての創造説全盛時代における契約説の旗手。著者夭折の為、古い。又、出版社廃業のため、入手したいなら急いだ方がいいかもしれない。 倉沢康一郎『手形判例の基礎―リーディング・ケースによる手形法入門』日本評論社(1990年3月)……故人。元司法試験委員。契約説+権利外観説。木内とともに契約説の支持を拡大することに貢献。最重要判例を使った解説、演習本。A5判、232頁。 〔入門書〕 淺木愼一『手形法・小切手法入門』中央経済社 (2013年1月・第2版)……A5判、224頁。 木村秀一『判例手形・小切手法』中央経済社 (2007年4月)……A5判、204頁。 宮島司『やさしい手形法・小切手法』法学書院(2003年3月・第2版)……A5判、208頁。 丸山秀平『事例で学ぶ手形法・小切手法』法学書院 (2016年4月・第3版補訂版)……第3版補訂版は、最新の判例や「百選」に対応した補訂版。A5判、頁。 〔演習書〕 田邊光政『旧司法試験 論文本試験過去問 手形法小切手法(LIVEシリーズ)』辰已法律研究所(2004年11月・新版)……平成16年度までの旧司法試験の過去問につき田邊教授が解説講義をした講義録が元となっている。新版では平成16年度までの問題解説が追加されており、手形法・小切手法の演習書としては極めて評判が高かった。特に手形法についての理論的進展、重要判例はないので、現在でも第一級の本である。絶版になっていたが、オンデマンド版で復活している。とはいえ、手形の衰退に伴い、新司法試験でも手形法は軽視されているためここまでやる必要があるかは疑問がある。 上柳克郎他『商法総則・商行為法(有斐閣双書)』有斐閣(1998年3月・新版)……四六判、342頁。 鈴木竹男『商行為法・保険法・海商法(法律学講座双書)』弘文堂(1993年3月・全訂2版)……A5判、192頁。 上柳克郎・鴻常夫・北沢正啓編『手形法・小切手法 商法講義(有斐閣双書)』有斐閣(1998年4月・新版)……手形法版ダットサン。『会社法(LEGAL QUEST)』の執筆者の一人である伊藤靖史が2009年4月時点での推薦教科書リストの筆頭にあげるなど本自体の出来はとても良い。著者数名が鬼籍に入っており、改訂は望めないが、手形法理論の進展や判例は少ないのであまり問題はない。基本が過不足なくコンパクトにまとめられており、中級者以上がまとめとして読むのにお勧め。ただし、判例索引はないので注意。四六判、348頁。 堀口亘編『演習ノート 手形法・小切手法』法学書院(2003年5月・改訂第2版)……手形法・小切手法の基本的かつ重要テーマ110題をとりあげ、論点、答案構成、模範解答例を示した演習書。A5判、244頁。(評価待ち。)
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〔総則・商行為〕 江頭憲治郎『商取引法』弘文堂(2010年4月・6版)……実務家必携の商取引法全般に関する体系書。商法自体に規定がある旅客運送等以外にも、販売代理店やフランチャイズ契約等現代における商取引についても扱っている。会社法、信託法、保険法、08年割賦販売法、特定商取引法、規則改正等に対応。商法に範囲を限定していないため、学生が試験対策として使うにはやや使いづらい。 近藤光男『商法総則・商行為法』有斐閣(2008年3月・5版補訂版)……たんたんと判例・通説・自説を説明。250頁と薄いが、新司法試験の択一対策にはこれ一冊で十分といわれる。 弥永真生『リーガルマインド商法総則・商行為法』有斐閣(2006年4月・2版)…通説が多い。薄い。 落合誠一他『商法I(総則・商行為)』有斐閣S(2009年3月・第4版) 森本滋他『商法総則講義』『商行為法講義』成文堂(2007年7月・3版,2009年4月・3版)……2冊併せるとそれなりの分量になるが、趣旨から丹念に論じており、初学者でも理解しやすい。図表の類はないが、とても読み手に親切な良書。引用判例は豊富なのに肝心の判例索引がないのが残念。 大塚英明他『商法総則・商行為法』有斐閣アルマ(2008年12月・2版) 藤田勝利・北村雅史編『プライマリー商法総則・商法行為』(2010年3月・3版) 関俊彦『商法総論総則』有斐閣(2006年6月・2版)……著者の熱気の伝わる独特の文章。少数説多数。タイトルの通り、商行為法が載っていない。『会社法概論』と同様の、読ませる体系書。。 『商法総則・商行為法 プチ・コンメンタール』税務経理協会 (2010年4月)…商法総則・商行為法に関する160頁の注釈書。ほとんど解説はなく、新しいことが唯一の利点。予備校本の方がマシなレベルである。まともな注釈書は1997年の基本法コンメンタールが最後になっている。 片木晴彦『基本講義 商法総則・商行為法』(2003年5月・2版)……京大系。森本編『商法総則講義』や有斐閣アルマを書いている。 〔総則・商行為・旧商法〕 鴻常夫『商法総則』弘文堂(1999年4月・新訂5版)……名著。鈴木以後の通説・判例の到達点。慣習法・実定法としての商法の解釈について示唆に富む第1章と第2章、商法総則解説部分は徹底して無駄のない解説。ひと通り勉強の終わった者が読むべき本。 上柳克郎他『商法総則・商行為法』有斐閣双書(1998年3月・新版) 鈴木竹男『商行為法・保険法・海商法』弘文堂(1993年3月・全訂2版) 〔手形〕 大崎晴由『書式 手形・小切手訴訟の実務』民事法研究会(2009年9月・全訂2版)……実務家向けの本だが、論文で手形が出なくなった新司法試験では十分な情報量がある。初心者にもわかりやすく、訴訟実務に沿って手形法を理解できる良書である。 田邊光政『最新手形法小切手法』中央経済社(2007年4月・5訂版)……独自説多め。権利外観理論で大体一貫しているので、答案に使い易くはある。 川村正幸『手形・小切手法』新世社(2005年10月・3版)……著者は金融取引法の権威であり、金融取引法の一貫として手形法・小切手法を解説している。通説に近い。読みにくさを指摘する声も。徹底した権利外観法理。簡易版の『基礎理論手形小切手法』法研出版(2007年12月・2版)あり。 弥永真生『リーガルマインド手形法・小切手法』有斐閣(2007年4月・2版補訂2版)……通説が多い。 大塚・林・福瀧『商法Ⅲ(手形・小切手)』有斐閣S(2011年10月・4版)……コンパクトサイズだがよくまとまった一冊。基礎的理解に徹している。初学者~中級者向け 上柳・鴻・北沢編『手形法・小切手法 商法講義 (有斐閣双書)』(1998年4月・新版)……手形法版ダットサン。『リーガルクエスト会社法』の執筆者の一人である伊藤靖史が2009年4月時点での推薦教科書リストの筆頭にあげるなど本自体の出来はとても良い。著者数名が鬼籍に入っており、改訂は望めないが、手形法理論の進展や判例は少ないのであまり問題はない。基本が過不足なくコンパクトにまとめられており、中級者以上がまとめとして読むのにお勧め。 森本滋編『手形法小切手法講義』成文堂(2010年4月・2版)……未完に終わった森本の法教連載(手形法小切手法の理論と実務)をベースに共著で教科書化したもの。銀行員が手形取引実務を解説した「銀行取引と手形」なる章、約束手形の作成から消滅までの流れを解説した「約束手形の一生」なる章が含まれているのが本書の特徴。交付契約説+権利外観説ベースで判例実務を念頭においた無難な見解でまとめており、現時点で最適なテキストのうちの一つ。 田邊宏康『手形小切手法講義』成文堂(2008年3月)……法学部学生向けの教科書。交付契約説+権利外観理論。薄いがケース・図多用で読みやすい。 前田庸……『入門』(1983年3月)と『法律学大系』(1999年2月)の2冊(後者は分厚い)。創造説。文章は分かり易い。 坂井芳雄『手形法小切手法の理解』法曹会(1996年3月)、『約束手形金請求訴訟における要件事実とその立証』法曹会(1996年11月・3訂版)……元裁判官で手形法実務の第一人者。創造説、有因論、白地補充権概念不要論。-裁判所書記官研修所編『手形法小切手法講義案』司法協会(2001年6月・6訂版)……判例ベース(発行説)。ただし出題範囲を超える記述もあるので注意。 末永敏和『手形法・小切手法―基礎と展開』中央経済社(2007年6月・2版)……非常に薄い。 関俊彦『金融手形小切手法』商事法務(2003年11月・新版)……実務を強く意識した独自説。旧来の「転々流通する手形」像に疑問を提起している。 木内宜彦『手形法小切手法』新青出版(1982年4月・2版、復刊1998年4月)……契約説。かつての創造説全盛時代における契約説の旗手。著者夭折の為、古い。 早川徹『基本講義手形・小切手法』新世社(2007年3月)……交付契約説+権利外観説。薄い本だが2色刷で文章も分かりやすい。百選の判例番号が引用され、参照に便利。 丸山秀平『基礎コース商法I総則・商行為法/手形・小切手法』新世社(2010年1月・3版)……商総・商行為、手形法を1冊で。手形学説では逐一創造説に分量を裂いているため、契約説での論証が薄くなってしまっている。 小塚荘一郎・森田果『支払決済法―手形小切手から電子マネーまで』商事法務(2010年9月)……タイトルどおり、手形・小切手に限らず、電子マネーや銀行振り込み等々の現存する支払決済の法理について、その機能を説明したもの。
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用語,民事系,商法,会社法,と会計監査人設置会社 会計監査人を置く株式会社又はこの法律の規定により会計監査人を置かなければならない株式会社をいう。 (会社法2条11号)
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会社 株式会社、合名会社、合資会社又は合同会社をいう。(会社法2条1号)